EPS創健科技集団有限公司(HKEX:3860、執行董事(CEO)島田達二、以下「EPS創健科技」)グループのEPS創薬株式会社(代表取締役 中谷知弘)は、2024年1月29日、iBTA技術*¹に特化した医療機器の開発を進めているバイオチューブ株式会社(代表取締役 中山泰秀、以下「バイオチューブ社」)の株式を取得し、連結子会社化しましたのでお知らせいたします。EPS創健科技は、バイオチューブ社をグループの一員とすることでシナジーを発揮し、医療機器の事業化にも取り組んでまいります。 EPS創健科技は、再生医療を含む創薬の領域で新たな事業の創出を探索しており、革新的な医療の提供を目指しています。 バイオチューブ社は、患者自身の組織からなるバイオチューブ管状組織を患者皮下で形成できる機器を開発し、重症下肢虚血*²患者を対象に下肢動脈バイパス術を行う医師主導治験を進めています。また、患者自身の幹細胞の集積組織体を患者皮下で形成できる機器も開発し、糖尿病性足潰瘍*³患者を対象に創傷治療を行う医師主導治験を併行させています。 今後、EPS創健科技とバイオチューブ社は、iBTA技術がもたらす新たな再生医療の社会実装に向け、グループ一体となり早期事業化に向けた取り組みを積極的に推進してまいります。 【バイオチューブ社の概要】 会社名 バイオチューブ株式会社 所在地 東京都中央区銀座一丁目22番11号銀座大竹ビジデンス2階 代表者 代表取締役 中山 泰秀 設立 2017年 事業内容 医療機器の開発・販売 【EPS創健科技について】 2021年4⽉に⽇本を拠点としてアジアにおける医薬品・医療機器開発の開発業務受託機関(CRO)、治験施設⽀援機関(SMO)、販売業務受託機関(CSO)を事業としたEPSホールディングス株式会社(代表取締役 厳 浩)が尚捷集団控股有限公司(Speed Apparel Holding Limited)の75%の株式を取得し、EPS創健科技集団有限公司に改称しました。現在、EPSホールディングス株式会社と連携して新たに中国・アジアでのヘルスケア事業に取り組んでいます。 <概要>(URL:https://epshk.hk/ja/) 会社名 EPS創健科技集団有限公司(香港証券取引所 証券コード:3860) 所在地 Room 3301, West Tower, Shun Tak Centre, Sheung Wan, Hong Kong 代表者 執行董事(CEO)島田 達二 設立 2015年11月19日 事業内容 アパレルODM事業 創薬支援事業 日中特化型CRO事業 ライセンシング・資金調達支援事業/日中医学交流事業 日本国内創薬支援事業 HCP(Healthcare Products)貿易事業 創薬事業 資本金 HK$ 52,656,000 親会社 EPSホールディングス株式会社(URL:https://www.eps-holdings.co.jp/) *1:iBTA(in Body Tissue Architecture)技術は、生体内に埋入した異物の周囲で被膜化(カプセル化)が起こる現象を利用し、移植用組織体を作製する技術です。 *2:重症下肢虚血(critical limb ischemia: CLI)は、動脈閉塞性疾患に起因する慢性の虚血性安静時疼痛や足の潰瘍・壊疽が見られる状態です。血行再建により下肢の血流が改善されない場合には下肢の切断や死亡に至る場合があります。 *3:糖尿病性足潰瘍は、糖尿病の患者に起こりやすい合併症の一つです。糖尿病の患者は足の血管が狭く血液の流れが悪くなっていることや、足の感覚が低下するなどの神経障害を合併していることがあり、感染などで創傷が生じても痛みなどの症状が出現しにくく、重篤な状態になるまで気づかれないことがあります。治りにくく、進行性でもあり、潰瘍から組織が腐る壊疽へと進展し、下肢の切断や死亡に至る場合があります。